リアルダンサーズ一問一答 前戯編
挿入する指が多いほど、女性は興奮する?
男性から女性への前戯において、指での愛撫は欠かせません。男性の指によって感じ始めると女性器が充血し、膣口が開きます。こうなることで初めてスムーズに挿入できるようになるからです。裏を返せば、ここで女性に不快感を与えてしまっては、挽回が難しく、その日のセックス自体が不完全燃焼に終わることもありえます。
女性にとって最もつらいのは、指を激しく出し入れされること。それも指を2、3本入れられると、圧迫感を覚えるだけで快感はありません。アダルトビデオで見たテクニックは忘れてください。あれはエンターティンメントであって、実践的ではないのです。挿入するのは、中指1本で十分。まずは浅く挿し込み、女性の様子を見ながら奥に進めます。関節をお腹側に軽く曲げると、指の腹がGスポットのあるあたりにヒットするので、軽くノックしたり、やさしく擦ります。シンプルな愛撫が、実は最も感じるのです。
フェラチオは喉に深く迎えてもらうほど気持ちいい?
女性が舌や唇でペニスなどの男性器を愛撫するフェラチオは、セックスにおいて絶対に必要な行為ではなく、あくまで愛情表現のひとつです。それゆえ、心理的に抵抗感を持っている女性に、男性から強要するというのはあってはならないことです。まして、精液を無理に飲ませるなんて、もってのほか。「してもらって当然」という態度は感心できません。セックスはお互い満たしあうための行為。ロで愛撫してもらいたいのであれば、その前後に女性を丁寧に愛撫し、誠意を示すことを忘れないでください。
フェラチオにおいて、ペニスを喉の奥までくわえ込む必要はありません。喉の奥にペニスが刺さり、思わず「オェッ」と嘔吐感を覚えるのは、とてもつらいものです。こうしたほうが唾液がよく出るという裏ワザが信じられているようですが、濡れた感覚を求めるのであれば、ローションを使って手でしごいたほうが、よほど快感を得られます。
女性のほうでも無理することなく、男性を快感に導くテクニックを身につけましょう。亀頭を舌でつつく、ペニスの側面に舌を這わせる、陰嚢を舌で転がすように刺激するなど、喉の奥までペニスを迎え入れなくても済む方法はたくさんあります。また、事前にロにキャンディをふくんでおけば、唾液がたくさん出るというのも使えるワザです。
クンニリングスで膣を激しく愛撫できる?
男性が舌や唇で女性器を愛撫するクンニリングスも、前戯において必須ではありません。しかし、パートナーがなかなかクンニリングスをしてくれないという女性の悩みを耳にすることがあります。自分は当然のようにフェラチオをしてもらうけど、女性を悦ばせる行為には消極的というのは、不公平な感じがしますよね。交換条件といってしまうと味気ないかもしれませんが、セックスは「お互いさま」の精神が大事。女性が求め、特に心理的な抵抗がないのであれば、男性も前向きな気持ちでチャレンジしてほしいと思います。口で愛撫する範囲は、外陰部のみです。クリトリスを舌先でツンツンとつつく、大陰唇に大胆に舌を這わせるなど、愛撫のバリエーションは豊富にあります。
舌は指よりもさらに柔らかいですが、クリトリスが包皮をかぶっていた場合は、すぐに剥かず、まずは包皮ごとやさしく刺激した後に露出させるといいでしよう。
男性のなかには、膣内に舌を挿入すると女性が感じるという思い込みが根強くあるようですが、舌というものは、とても柔らかいので、膣口を貫通すること自体、ほぼ不可能です。たとえ貫通できても、舌の長さでは入口を刺激するのが精一杯。Gスポットには遠く届きません。また、これは女性としては特に気持ちのいい刺激ではないので、やめたほうが賢明です。